番組配信!!「第八回:プログレッシブ・ロックへの入口・前編」
☆ロック向上委員会ドットコム☆
『第八回:プログレッシブ・ロックへの入口・前編』
~感覚的曖昧な境界線/ジャンルに括らず聴けば吉~
ロック向上委員会.comの第八回目は『プログレッシブ・ロックへの入口・前編』。タイトルが示す通り、プログレというある意味マニアックなジャンルへ通じる初歩的部分を紹介していくのだが、聴きやすさを重視することによって、プログレの範疇ではあまり語られてこなかったバンドも登場する。プログレとは何なのか?「様式」にこだわるのか、それとも「先進的・前衛的」な面にこだわるのか、はたまたプログレというジャンルの中で有名になった「ミュージシャン」にこだわるのか…。実はその捉え方次第で、プログレを今までよりも数倍楽しむことができるのではないだろうか。今回登場するバンド/楽曲がプログレか否かではなく、ジャンルに縛られたスタイルを取っ払って観て/聴いて欲しい。いつもと変わらず無駄話も盛りだくさん。ロック好きじゃない方もどうぞ。
番組内紹介楽曲
1: The Moody Blues / The Night : Nights In White Satin (Days Of Future Passed : 1967)
The Moody Bluesにとって大きな変革期となった2nd作。邦題は『サテンの夜』。ロック界の中で最も早い時期にオーケストラとのコラボレーションを果たした作品の1つで、プログレの起源と紹介されることが多い。
2: The Electric Light Orchestra / 10538 Overture (The Electric Light Orchestra : 1971)
ELOのデビュー作で「ロックとクラシックの融合」がコンセプト。十分実験的な作品でありつつも、とても聴きやすい楽曲が並んでいるので初心者にも手を出しやすい1枚だ。鬼才ロイ・ウッドと天才ジェフ・リンのセンスに脱帽。
3: Procol Harum / Grand Hotel (Grand Hotel : 1973)
Procol Harumの6th作で、後期の最高傑作としてファンから愛されている作品。バンドの全作品の中で最もクラシックを導入した作風で、彼らの個性を生かしたまま「ロックとクラシックの融合」が結実した名作である。
4: Genesis / Dancing With The Moonlit Knight (Selling England By The Pound : 1973)
Genesisの5th作。邦題は『月影の騎士』。ドラマティック且つシンフォニックな作風で、この後のポンプ・ロックへの影響が聴いて取れる。念願だったアメリカでのチャートインも果たし、ターニング・ポイントとなった1枚である。
5: 10cc / Une Nuit A Paris (Part 1)~The Same Night In Paris (Part 2)
~Later The Same Night In Paris (Part 3) (The Original Soundtrack : 1975)
名曲:I’m Not In Loveを収録した名盤。架空の映画のサウンド・トラックというコンセプトで作られた全8曲は捨て曲無しの完成度を誇っている。まるで物語を見ているような曲展開と、秀逸なポップ・センスが同居した1枚。
6: Queen / Father To Son (QueenⅡ: 1974)
Queenの2nd作。現在でも人気の高いアルバムだ。デビュー作の荒削りさが抜け、より一層洗練されたサウンドを聴くことができる。創作としての凄みが一気に頂点に達した作品であり、揺るぎない彼らの美徳が詰め込まれている。
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